モバイルオーダー活用事例

飲食店がモバイルオーダーで得られるメリット、省人化以外にも5つあります

こんにちは、ハワードジョイマンです。

モバイルオーダーのメリットというと、「省人化・人件費削減」が真っ先に挙がります。でも、導入を支援したお店からいただく声は、「客単価が上がった」「注文点数が上がった」「LINE友だちが増えて来店者総数が伸びた」といった、省人化とは別の話です。

「省人化ツール」として紹介されることが多いモバイルオーダーですが、実は経営の差別化ツールとしても機能します。

商品力だけで戦える時代は、正直もう終わっています。同じ商圏で似たような業態が並ぶ中、エリアで一番選ばれる店になるには、お客様との関係を「データで資産化」する仕組みが必要です。今回は、その仕組みとしてモバイルオーダーがどう機能するか、具体的にお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 省人化以外にあるモバイルオーダーの5つの経営メリット
  2. 客単価・注文点数が上がる仕組みの具体的な理由
  3. 顧客データを「資産」にして他店と差をつける方法
  4. アンケートやLINE連携でQSC・CRMにつなげる考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 「省人化」目的でモバイルオーダーを検討しているが、それ以上の活用ができるか知りたい方
  • ✅ 売上は維持できているのに、手元利益が増えない状況を変えたい方
  • ✅ グルメポータルへの依存から脱け出し、自前の集客網を作りたい方
  • ✅ 同エリアの競合と差別化し、「また来たい」と選ばれる店になりたい方
  • ✅ 3〜10店舗規模で多店舗展開を進めているが、再現性ある仕組みを作りたい方
飲食店がモバイルオーダーで得られるメリット、省人化以外にも5つあります | 有限会社繁盛店研究所

「省人化だけ」と思っていたら、もったいない話

モバイルオーダーが「人手不足対策」として語られる場面が多いのは事実です。ホールスタッフの注文取りをタブレットやスマホに任せることで、1フロアあたりのスタッフ数を減らせる。これは確かに正しい。ただ、そこで思考が止まってしまうと、本当に大きなメリットを見過ごすことになります。

飲食店を中心に833件以上を支援してきた中で大切だと感じているのは、「省人化による削減効果」より「注文データと顧客データをどう使うか」を真剣に考えることです。

結論から言うと、モバイルオーダーが本当に効くのは「データを取り始めてから」です。その話を、これから5つのメリットに分けてお伝えします。

「省人化以外に何が変わるのか」が気になってここまで読み進めてきたなら、次に知りたいのは「自分の店で具体的にどう数字を動かすか」ではないでしょうか。無料で受け取れる特典資料の中に、飲食店の集客キーワード100選と、割引ゼロで成果が出る販促100(32ページ)が含まれています。メールアドレスを入力して届いたメールのURLをクリックするだけで受け取れます。

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メリット①:客単価が自然に上がる「推奨注文」の仕組み

モバイルオーダーのメニュー画面には、「一緒に頼まれている商品」「おすすめ」「本日の限定」などを表示できます。これはスタッフがおすすめを口頭で伝えるより、注文タイミングに合わせて自動で表示できる点が大きい。

実際、モバイルオーダーの導入を支援したお店からは、「客単価が上がった」という声をいただいています。

「スタッフがおすすめを伝える」というオペレーションは、店によって徹底度にバラつきが出がちです。モバイルオーダーに切り替えれば、おすすめ表示が全店舗・全テーブルで均一に機能し、店長依存のバラつきを減らせます。

「スタッフが言い忘れる」「恥ずかしくて言えない」という現場あるあるが、仕組みで解決されるわけです。

メリット②:注文点数が増える「ストレスゼロ」の注文体験

お客様がスタッフを呼ぶ手間がなくなると、少量追加注文のハードルが下がります。「もう一品頼みたいけど、スタッフさんを呼ぶのが悪くて…」というお客様の心理は、飲食店経営者なら肌感覚でわかるはずです。

モバイルオーダー導入後に注文点数が増えるのは、この「呼ぶ手間」と「呼んだ後の待ち時間」がなくなるからです。お客様が自分のペースで注文できる環境は、滞在中のリオーダー率を高めます。導入を支援したお店からは、「注文点数が上がった」という声もいただいています。

ここで重要なのは、注文点数アップは原価率管理と一体でないと意味がないという点です。何が何皿出て、粗利がいくら乗ったのかを把握できる仕組みが必要で、それはモバイルオーダーが連携するPOSの分析機能で初めて見えてきます。

モバイルオーダーのメリットとデメリットを正直に整理した記事でも触れていますが、注文点数が増えても収益に繋がらないケースの多くは、原価管理がデータで追えていないことが原因です。

✓ ここまでのポイント

  • モバイルオーダーは「省人化ツール」だけでなく、客単価・注文点数を構造的に上げる仕組みとして機能する
  • おすすめ表示の均一化により、店長依存のバラつきを解消できる
  • 注文点数の増加は、原価管理と一体で運用することで初めて利益に繋がる

顧客データの資産化やQSCの数値化が「やりたいこと」から「やれること」に変わるかどうかは、どのシステムをどう設定して運用するかで決まります。弊社では、モバイルオーダーなどの導入・初期設定代行から90日間の定着伴走まで一体で提供しています。過去にIT導入で失敗した経験がある方や複数ベンダーのシステムを併用している方に、特に話を聞いていただきたい内容です。

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メリット③:顧客データが「他店に真似できない資産」になる

ここからが、私が最も重視しているメリットです。

モバイルオーダーをLINE連携と組み合わせると、「誰が・いつ・何を・何人で注文したか」が蓄積されていきます。これが顧客データの資産化です。

グルメポータルにお客様を呼んでもらっている限り、来店データはポータル側に溜まっていきます。あなたの店には何も残りません。でも、自店のモバイルオーダーとLINE公式アカウントを連携させれば、お客様のデータはすべて自分の店に蓄積される。来店頻度、よく注文するカテゴリ、客単価の傾向……これをもとに「前回ご来店から30日が経ちました」という個別メッセージを送ることができます。

「再来店率って今何%ですか?」と聞いたとき、数字で答えられる経営者と、「そういえばわからない」と答える経営者がいます。この差が、3年後の売上と利益の差になる。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・有限会社繁盛店研究所)

モバイルオーダーの導入を支援したお店からは、「LINE友だちが増えて、再来店客数も含めた来店者総数が伸びた」という声をいただいています。新規集客だけに頼らず、既存顧客との関係を維持することで生まれる成果です。

メリット④:QSCの「数値化」でエリア一番店への土台が作れる

モバイルオーダーには、注文完了後にアンケートを自動配信できるものもあります。「本日のサービスはいかがでしたか」という質問を、スタッフが声をかけることなく全テーブルに届けられる。

これを積み上げると、Q(品質)・S(サービス)・C(清潔感)の数値が毎月自動で蓄積されるようになります。QSCを「感覚」ではなく「数字」で管理できている店は、まだ多くありません。エリアで一番選ばれる店になるための武器として、これは非常に有効です。

「先月と今月でサービスのスコアが下がった。何があった?」という会話が数字を根拠に生まれると、店長ミーティングの質が変わります。現場の改善が、感情論ではなく数字で動くようになる。これが多店舗展開の再現性を作る土台です。

販促施策の効果測定を数字で判断する方法を解説した記事でも触れていますが、施策の打ち手が「感覚」になっている店ほど、数値が出るのが翌月中旬になって対応が後手に回るという悩みを抱えています。アンケートの自動回収はその打開策のひとつです。

メリット⑤:「次の来店」を仕組みで生み出すCRMへの接続

最後のメリットが、省人化とは最も遠い話です。

モバイルオーダーで蓄積した来店・注文データを活用して、お客様ごとに最適なタイミングでアプローチするCRM(顧客関係管理)を設計できます。誕生月のクーポン送付、前回注文したメニューに関連する新メニューの案内、来店間隔が空いているお客様への再来店促進メッセージ……これらをLINEで自動配信できる仕組みです。

ここまで来て初めて、「他店が真似できない関係性」が生まれます。同じ商圏に同じ業態の店が出てきても、あなたの店にはデータに基づいた「顔の見える関係」がある。新規店舗はゼロからそれを積み上げなければならない。この差は時間が経つほど広がります。

弊社では、業態別のモバイルオーダー選び方についても解説していますが、どのシステムを選ぶかより「導入後にデータをどう使うか」の設計が重要です。ツールを入れることが目的になってしまうと、どんなに高機能なシステムも宝の持ち腐れになります。

「システムを売るより、仕組みを作る方が私の仕事です。モバイルオーダーは入り口で、その先にある顧客データの使い方で店の未来が変わる。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・有限会社繁盛店研究所)

まとめ:モバイルオーダーは「省人化」ではなく「差別化」のツールです

今回お伝えした5つのメリットをまとめます。

  • ① 客単価アップ:推奨表示が全テーブルで均一に機能し、スタッフの言い忘れをなくす
  • ② 注文点数アップ:注文ストレスの解消がリオーダー率を高める
  • ③ 顧客データの資産化:来店・注文データが自店に蓄積され、ポータル依存から脱却できる
  • ④ QSCの数値化:アンケートの自動回収で、感覚でなく数字で店を改善できる
  • ⑤ CRMへの接続:データを活用した「次の来店」を仕組みで生み出せる

商品力だけで選ばれる時代は、もう過去の話です。エリアで一番選ばれる店になるために必要なのは、お客様との関係をデータで積み上げ続ける仕組みです。モバイルオーダーは、その最初の一歩として機能します。

記事を読んで「自分の店でどこから始めるか」を話し合いたい方は、お電話でもご相談を受け付けています。
📞 054-351-8655(有限会社繁盛店研究所/平日10:00〜12:00・13:00〜15:00)

5つのメリットのうち、どれがあなたの店で今一番効くか、それは現状のデータを見ないとわかりません。「再来店率は今何%ですか?」——まずはこの問いに数字で答えられるようにすることが出発点です。増益繁盛クラブの会員さんの中には、リピート率が38%から71%に上がった方もいます。まず現状を一緒に確認するところから始めましょう。

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