飲食店の集客策

飲食店の集客、何から始めますか?よくある質問に答えます

こんにちは、ハワードジョイマンです。

飲食店の集客について、「何から始めればいいか分からない」という声を本当によく聞きます。ホームページを作ったほうがいいのか、食べログは続けるべきなのか、SNSは毎日投稿しなければいけないのか——考えれば考えるほど、手が止まってしまう。そんな状態になっていませんか?

この記事では、私がコンサルティングの現場やセミナー、メールマガジンの読者さんから実際に寄せられることが多い質問を一気にまとめ、それぞれに実用的な答えをお伝えします。「結論から知りたい」という方のために、各質問の冒頭に答えを置いています。ぜひ、自分の店の現状と照らし合わせながら読んでみてください。

📋 この記事でわかること

  1. 飲食店の集客で「最初にやるべきこと」とその優先順位
  2. グルメサイト(食べログ・ホットペッパーなど)の見直し方と判断基準
  3. 自社ホームページやSNSを集客に活かすための考え方
  4. 「手数料を払わずに予約を増やす」ための具体的な入口

こんな方におすすめ

  • ✅ 集客に何から手をつければいいか迷っているオーナーの方
  • ✅ グルメサイトの手数料が重くなってきたと感じている方
  • ✅ 自社ホームページやSNSを作ったものの、効果が出ていない方
  • ✅ 売上は出ているのに利益が残らない構造を変えたい方
  • ✅ 2号店の出店前に集客の仕組みを整えておきたい方
飲食店の集客、何から始めますか?よくある質問に答えます | 有限会社繁盛店研究所(飲食店向け予約管理システム「ebica」正規代理店)

飲食店の集客、まず何から手をつければいいですか?

結論から言うと、「今の予約がどこから来ているかを把握すること」が最初の一手です。

多くのオーナーが「集客を強化したい」と言うとき、新しい媒体を追加しようとします。でも、現状が把握できていない状態で打ち手を増やしても、費用だけが膨らみます。まず「どの媒体から何件来ているか」「1予約あたり実質いくらのコストがかかっているか」を把握することが、すべての出発点です。

具体的には、次の4つを確認してください。

チェックポイント①:予約の流入経路を把握しているか

グルメサイト経由、電話、自社ホームページ、SNS——それぞれの件数を月単位で把握できていますか?「なんとなく食べログが多い気がする」では判断できません。

✅ ポイント:まずは1か月分の予約台帳を見直し、経路ごとに件数を集計してみましょう。この作業だけで、費用対効果の悪い媒体が見えてきます。

チェックポイント②:電話の不応答率を知っているか

飲食店の平均電話不応答率は約20%というデータがあります(株式会社エビソル「ebica」予約データ、利用店舗100店平均)。10件に2件、繋がっていないわけです。しかもほとんどのオーナーは、この数字を把握していません。

✅ ポイント:月間の入電数、不応答の件数、そしてそれが金額にするといくらの機会損失になるかを試算してみてください。数字にすると、優先順位が変わります。

チェックポイント③:自社サイトの予約ボタンが機能しているか

ホームページに予約フォームはありますか?そこから実際に予約が入っていますか?「ボタンはある、でもほとんど使われていない」という店舗は非常に多いです。

✅ ポイント:自社フォームに十分な空席在庫が割り当てられていないことが原因の多くを占めます。在庫の統合から見直す必要があります。

チェックポイント④:Googleビジネスプロフィールに予約導線があるか

店名を検索してきたお客様は、最も来店意欲が高い層です。その方々がGoogleから予約しようとしたとき、手数料のかかるグルメサイトに飛ばしていませんか?

✅ ポイント:Googleビジネスプロフィールの「席を予約」ボタンの飛び先を確認し、自社の予約導線を設置できているかを見直しましょう。

食べログやホットペッパーは続けるべきですか?やめると客が消えますか?

「やめたら客が消えるかも」という恐怖は当然です。ただ、その恐怖は「判断材料がないから」生まれています。

私がよくお伝えしているのは、「受け皿を作ってから比率を下げる」という順番です。グルメサイトを先にやめるのではなく、まず手数料のかからない自社予約の受け皿(自社サイト、Google、LINEなど)を整える。そして経路別に予約数を測定できる状態を作る。その上で、自社集客率が上がった媒体から順に見直していく、という流れです。

「媒体を切るのが怖いのは、数字が見えていないからです。流入経路が可視化されれば、『切っても大丈夫な媒体』と『まだ効いている媒体』を冷静に判断できるようになります。恐怖ではなく、データで決める。それだけで経営の質が変わります」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・利益倍増アドバイザー)

実際に増益繁盛クラブの会員さんの中には、1〜10店舗規模でebicaとMEO対策を組み合わせることで自社集客率を37%まで高め、広告費を半減させた事例もあります。一気に削るのではなく、比率を測りながら段階的に移行することが現実的な道筋です。

✓ ここまでのポイント

  • 集客の出発点は「新しい施策を追加すること」ではなく、「今の流入経路を把握すること」
  • 電話不応答率・自社集客率・Googleの予約導線という3つの数字を確認するだけで、優先順位が見えてくる
  • グルメサイトは「受け皿を作ってから比率を下げる」という順番で動く

自社ホームページやSNSは、集客に本当に効きますか?

「効く・効かない」よりも先に聞きたいのは、「何のために使うか」です。

グルメサイトの中では、どの店も同じ枠に押し込められます。価格と点数と写真で比較され、選ばれるかどうかは媒体のアルゴリズム次第。自分の店の言葉で、自分の店の魅力を伝えることが、そもそもできない構造になっています。

自社ホームページやSNSの本質的な価値は、「自分の言葉で届けられること」にあります。しかも、自分の言葉で書かれたコンテンツはSEO(検索エンジン)だけでなく、最近急速に普及しているAI検索(GEO)においても引用される素材になります。ChatGPTやGoogleのAI概要が「〇〇の近くでおすすめの店」を回答するとき、情報源になれるかどうかは、自社のコンテンツがあるかどうかにかかっています。

ただし、ホームページを作っただけでは何も起きません。「予約フォームを置く」「Googleビジネスプロフィールと連動させる」「LINE公式アカウントで直接つながる仕組みを持つ」——こういった導線を整えてはじめて、コンテンツが集客に機能し始めます。

「グルメサイトの中では、どの店も同じ枠に押し込められます。価格と点数でしか比べられない。でも、自分のホームページで自分の言葉で語れば、それだけでもう土俵が変わります。値引きしなくても選ばれる店は、ほぼ例外なく自分の言葉を持っています」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・利益倍増アドバイザー)

リピーターを増やすには、何をすればいいですか?

リピーターを増やす最大の障壁は「属人化」です。常連さんの好みやアレルギーを覚えているのが自分一人では、自分がいない日の接客の質が落ちます。そして、店舗が増えた瞬間に完全に破綻します。

リピート率を高めるための入口は、「顧客情報を資産として蓄積すること」です。来店履歴、注文傾向、誕生日、アレルギー——こうした情報を顧客台帳として管理し、次の来店時に電話や予約画面で呼び出せる状態にする。これだけで、スタッフが変わっても「うちのことをよく知ってくれている」という体験を作れます。

そして、グルメサイト経由のお客様をリピーターにするためには、一つ前提を覚えておいてください。グルメサイト経由で来たお客様は、次回もグルメサイトから来ます。あなたの店の客ではなく、媒体の客になっているわけです。LINEや自社導線で直接つながることで、はじめて「あなたの店の客」になります。

「月商350万円から620万円へ、リピート率も38%から71%へ改善された会員さんがいます。特別な値引きは一切していません。顧客情報の活用と、直接つながる導線の整備——それだけで、数字はここまで変わります」

増益繁盛クラブ会員の事例より

2号店を出す前に、集客面で整えておくべきことは何ですか?

2号店が失敗する理由の多くは、立地ではありません。「1号店の勝ちパターンが言語化されていなかったこと」です。

1号店がうまくいっていたのは、オーナー自身がその場で判断していたから。才能はコピーできませんが、仕組みはコピーできます。出店前にやっておくべきことを、順番に整理します。

2号店出店前 STEP 1

1号店の予約データを「言語」に変える

どの曜日・時間帯に予約が集中しているか、どの客層がリピートしているか、どの媒体から来ているかをデータとして持ち出せる形にします。勘ではなく数字で語れる状態が、銀行への説明にも使えます。

⚠️ よくある失敗:「だいたいこのくらい」という感覚値だけで出店し、新店でオーナー不在のまま回せなくなる。

2号店出店前 STEP 2

配席・接客のルールを明文化する

オーナーが「なんとなくやっていること」を、新店のスタッフでも判断できるルールに翻訳します。「2名と4名が重なったときどちらを優先するか」「満席に近い状態でウォークインが来たらどう対応するか」——こうした判断をルールとして持ち出せれば、1号店の品質を新店に移植できます。

⚠️ よくある失敗:「スタッフを信頼すれば大丈夫」と権限だけ渡して基準を作らず、クレームが起きてから対処する。

2号店出店前 STEP 3

自社集客率の目標値を設定する

新店をグルメサイト頼みで立ち上げると、軌道に乗るほど手数料が膨らみます。出店前に「自社集客率〇%を目標にする」という指標を設けておくことで、開店後の媒体依存を意図的にコントロールできます。

⚠️ よくある失敗:「まず集客してから仕組みを作ろう」と後回しにし、グルメサイト依存が固定化してしまう。

まとめ:集客の「何から」は、現状把握から始まります

集客について「何から始めるか」と問われたとき、私の答えは一貫しています。まず現状を数字で把握すること。予約の流入経路、電話の不応答率、自社集客率——この3つが見えるだけで、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」の優先順位が変わります。

新しい媒体を追加したり、広告費を増やしたりするのは、その後で十分です。

増益繁盛クラブの会員さんの中には、月商300万円の飲食店から年商2億5,000万円規模へと成長した方もいます。その出発点は、いつも「今の状態を正確に把握すること」でした。

私自身、独立直後に全財産が底をつく経験をしました。あの時期に痛感したのは、「何をやっているかではなく、何が効いているかを把握している人間だけが生き残る」ということです。飲食店経営も同じです。がんばることより、効いていることをやり続けることの方が、利益は残ります。

もし「自分の店の集客が今どうなっているか、数字で見てみたい」と思ったら、ぜひ一度ご相談ください。予約・集客の現状診断は無料でお受けしています。あなたの店が毎月いくら取りこぼしているか、どの媒体を見直せるかを、一緒に整理しましょう。

また、集客・販促に関する情報を定期的にお届けしているメールマガジンもあります。読者数は17,800人超。飲食店オーナーから美容室・整体院の経営者まで、全国から購読いただいています。こちらも無料ですので、ぜひご活用ください。

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