飲食店DX

飲食店の経営コンサルに多い相談と「AIを経営に使う」始め方

こんにちは、ハワードジョイマンです。

「コンサルに相談したいとは思っているけど、どんな人が来ているのか分からなくて、一歩が踏み出せない」

「うちの規模で依頼していいのか、レベルが合うか不安」

「そもそも何を相談すればいいのかも整理できていない」

こういった声をよくいただきます。そこで今回は、経営コンサルへのご相談で多いテーマを取り上げて、「どんな悩みを持った方が相談に来るのか」「何から解決していくのか」をお伝えします。自分ごととして考えるきっかけにしていただければと思います。

中でも最近よくいただくのが「AIを経営に使いたいけど、何から始めればいいか分からない」というご相談です。今回はこのテーマに絞ってお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 経営コンサルに寄せられる相談の主な内容
  2. 「AIを経営判断に使いたい」という相談の背景
  3. モバイルオーダーで注文点数が上がる仕組み
  4. AIが異変を通知・改善案を提示・実行まで行う体制の作り方

こんな方におすすめ

  • ✅ 「AIを経営に使いたいが、何から手をつければいいか分からない」と感じている方
  • ✅ モバイルオーダーを導入したものの、データを経営判断に活かせていない方
  • ✅ 月次の数字が出るのが翌月中旬で、打ち手がいつも後手に回っている方
  • ✅ 複数店舗を持ち、店長ごとに数字がバラつく原因を特定できていない方
  • ✅ 過去にITツールを導入したが、使いこなせず解約した経験がある方
飲食店の経営コンサルに多い相談と「AIを経営に使う」始め方 | 有限会社繁盛店研究所(モバイルオーダー・店舗DX導入支援)

「AIを使いたい」のに、うまくいかない理由

よくあるのが、「ChatGPTなどの汎用AIを試してはみたものの、自分の店の数字とつながっていないので、なんとなく試して終わった」というパターンです。

この感覚、すごくよく分かります。汎用のAIツールは確かに便利です。でも、自分の店のPOSデータや注文履歴、リピート率と切り離された状態では、「ためになる情報」は出てきても「この店への具体的な指示」は出てきません。

必要なのは、自店のデータを読み取り、異変を検知し、改善案を提示し、さらにその実行を後押しする仕組みです。それが「AIを経営に使う」の本質です。

「AIを使う前に、まず自分の店のデータが"読める状態"になっているかどうかを確認してください。データのない店にAIを入れても、答えのない問題を解かせているのと同じです。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士 / 飲食店経営コンサルタント)

「AIを経営に使いたいが、自分の店のデータがそもそも整っていない」という状況で止まっている方が多くいらっしゃいます。無料アカウントを作成すると、レシピ原価管理ツールや増益繁盛プランナー(AI対話でビジョン・目標・客層を整理)がすぐ使えます。メールアドレスだけで登録でき、無料です。

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モバイルオーダーで注文点数がアップする理由

モバイルオーダーの導入を支援したお店からは、「注文点数がアップした」という声が届いています。

シンプルな一言ですが、この裏側にはとても大事な構造があります。

なぜ注文点数が上がるのか。理由は主に2つ考えられます。

ひとつは、お客様が自分のペースで注文できるようになったこと。スタッフを呼ぶのを遠慮していた追加注文が、タブレットやスマホから気軽に入れられるようになり、1組あたりの注文回数が増えます。

もうひとつは、おすすめ商品・セット提案が自動で表示されること。スタッフが口頭で伝えていたアップセルの機会が、注文画面の中で仕組みとして動くようになります。属人的な接客力に頼らず、再現性のある形でサイドメニューや飲み物の追加注文が生まれます。

この「注文点数がアップした」という声は、単なる使い勝手の話ではありません。データが積み上がることで、どのメニューが、どの時間帯に、どの客層に追加注文されやすいかが見えてくる。そこに初めて、AIが介入できる余地が生まれます。

データのない店にAIは機能しません。モバイルオーダーは、AIを経営に使うための「データの入り口」でもあるわけです。

関連して、2回目来店率が低い飲食店の共通点も、こうした注文データの蓄積と密接に関係しています。注文傾向が見えてくると、リピート施策との接続も自然に考えられるようになります。

✓ ここまでのポイント

  • 「AIを経営に使いたい」という相談は多いが、自店データと切り離された汎用AIでは具体的な改善指示は出せない
  • モバイルオーダー導入で注文点数がアップした背景には、「お客様が自分のペースで注文できる環境」と「アップセルの仕組み化」がある
  • 注文データの蓄積が、AIによる経営判断の土台になる

注文点数がアップした背景にある「データの蓄積と活用」を、自分の店でどう設計するかが次の課題です。ハワードジョイマンAIへの無料相談や、みんなの経営相談DB(メニュー表・チラシの添削アドバイスも含む)を使って、自店の状況を整理する糸口にしてみてください。無料で登録できます。

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「何から始めればいいか分からない」に対して、私が最初に確認すること

相談に来られる方の多くは、すでに「何かしなければ」という感覚は持っています。ただ、選択肢が多すぎて、どこから手をつければいいか整理できていない状態です。

私が最初に聞くのは、いつも同じ質問です。

「今、日次で利益が見えていますか?」

月次の数字が出るのが翌月中旬、という店は少なくありません。それでは、異変が起きても気づくのが3〜6週間後になります。AIどころか、人間の判断でも手遅れになる。まずここを変えることが、すべての出発点です。

チェックポイント1:日次で売上・原価・客数が把握できているか

「今日の数字」が当日中に見えているかどうかを確認します。POSとモバイルオーダーが連動していれば、リアルタイムで数字が追えます。

✅ ポイント:POS・モバイルオーダー・勤怠が別々のシステムになっている場合、まず一元管理できる環境に切り替えることを優先してください。

チェックポイント2:店長ごとの数字のバラつきを説明できるか

多店舗を持つ経営者からよく届く声が「店長によって数字が違うが、その理由を説明できない」というものです。これは、データが可視化されていないまま現場に判断が委ねられている状態です。

✅ ポイント:QSCのスコアリングと注文データを組み合わせると、「数字のバラつき」の原因が「サービスの質のバラつき」なのか「商品提案の差」なのかを切り分けられます。

チェックポイント3:再来店率を計測しているか

「新規集客に費用をかけているが、2回目の来店率を測っていない」という状態では、AIに何を改善させればいいかの目標が定まりません。顧客生涯価値(LTV)を計算して経営判断に使う方法と合わせて、まずここから整えることをおすすめしています。

✅ ポイント:CRMと連動したモバイルオーダーであれば、来店頻度・注文履歴・LINEの開封率を一括で管理でき、AIへの入力データが自動で蓄積されます。

AIが「異変を通知し、改善案を提示し、実行まで行う」体制とは

「AIを経営に使いたい」という理想を実現するためのアプローチを、具体的にお伝えします。

利益可視化 STEP 1

データを一元化する

POS・モバイルオーダー・勤怠・予約・決済がバラバラなシステムで動いている状態では、AIはそれぞれのデータを連携して読むことができません。まず「All in Oneの環境」を作ることが前提条件です。バラバラのシステムにかかっている月額コストを合算すると、驚くほどの金額になっていることもあり、一元化することでコスト削減と精度向上を同時に狙えます。

⚠️ よくある失敗:「今使っているシステムが使い慣れているから」という理由でバラバラのまま運用を続け、AIに渡すデータが断片的になり、精度の低い分析結果しか得られないケース。

利益可視化 STEP 2

AIが異変を検知できる閾値を設定する

原価率がある数値を超えたら通知、リピート率が一定値を下回ったらアラート。こうした「何があれば異常か」の基準を事前に決めておくことで、AIは日次でチェックし続けてくれます。これが「毎月翌月中旬にまとめて確認」から「当日中に気づいて動く」への転換点です。

⚠️ よくある失敗:閾値を設定せずに「AIに任せれば何とかしてくれる」と思い込み、通知が来ても何の意味かを理解できず、結局使わなくなるケース。

利益可視化 STEP 3

改善案を実行できる「人と仕組み」を用意する

AIが改善案を提示しても、実行できる現場の仕組みがなければ止まります。モバイルオーダーを通じてメニューの露出順を変える、LINE配信でリピート率の低い顧客層にアプローチする、といった「実行の手段」をあらかじめ組み込んでおくことが重要です。

⚠️ よくある失敗:システムを導入した後、「どう使うか」の運用設計がなく、ツールが宝の持ち腐れになるケース。これが「過去にIT導入で失敗した」という経験の正体です。

「ツールを売っても、仕組みを売らなければ意味がない。導入後90日の現場定着こそが、ITと経営を繋ぐ一番大事な時間です。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士 / 飲食店経営コンサルタント)

当事務所のモバイルオーダーなどの導入支援は、まさにこの「STEP 3」まで伴走することを前提にしています。システム販売で終わらせず、飲食店を中心に支援実績833件以上、業界経験21年の知見を活かして、データが経営判断に使われる状態になるまで並走します。

地方ロードサイドの居酒屋が人口減少でも生き残るための経営モデルでも触れていますが、データを持つ店と持たない店の差は、人口が減るほど大きく開きます。今、この仕組みを整えることの意味は、数年後に効いてきます。

まとめ:「何から始めるか」の答えは、データを整えることから

今回取り上げたご相談に共通しているのは、「感覚で動くのを卒業したい」という思いです。

AIを経営に使いたいなら、まず「自分の店のデータが読める状態」を作ること。その入り口として、モバイルオーダーとCRMを組み合わせた環境を整えること。そこから初めて、AIが異変を知らせ、改善案を出し、実行まで回る体制が生まれます。

「何から始めればいいか分からない」という声には、「まず日次で利益が見えますか?」という問いを返すことにしています。この問いの答えが出れば、次の一手は自然に見えてきます。

「日次で利益が見えていない」「データはあるが経営判断に使えていない」という状態を変えたい方には、モバイルオーダーなどの導入+定着伴走支援が具体的な選択肢になります。初期設定代行から90日間の運用定着まで、経営コンサルと一体で進める体制を用意しています。まず相談だけでも構いません。

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