「うちの近くにも外国人観光客が増えてきた。英語のページを作ったほうがいいのかな……でも何から手をつければいいのか、全然わからない」
そんな状態で、気づけば数ヶ月が過ぎてしまっていませんか?
観光庁の訪日外客統計(2023年)によると、訪日外国人数はコロナ前の水準を急速に回復し、2023年の訪日客数は約2,507万人にのぼりました。そしてその多くが、来日前に自国語でAI検索やGoogle検索を使って「どこで何を食べるか」を調べているという実態があります。
英語ページがない=AI検索に引っかからない=存在しない店、と見なされる。これが今のインバウンド集客の現実です。
でも安心してください。英語ページは「完璧に作る」必要はありません。最小構成から始めて、自店のストーリーを積み上げていくだけで、インバウンド客にちゃんと届く集客チャネルは育ちます。今回は、その具体的な構成と優先順位を整理してお伝えします。
📋 この記事でわかること
- インバウンド客が飲食店を探す検索行動の実態と数字
- 英語ページに最低限必要な「最小構成」の中身と優先順位
- 食べログに頼らず、自店の言葉で選ばれるための発信の仕組み
- AI検索(GEO)に参照される「情報の厚い店」になるための具体的ステップ
こんな方におすすめ
- ✅ インバウンド客が増えているのにWeb上での対応が追いついていない方
- ✅ 英語ページを作りたいが何を載せればいいか分からない方
- ✅ 食べログやぐるなびの評価に頼らず、自分の言葉で選ばれたいと思っているオーナー
- ✅ AI検索・GEO対策の必要性を感じているが、何から始めるべきか迷っている方
- ✅ 多言語発信を仕込みの合間にも仕組みとして回していきたい方

インバウンド客は「来日前に」検索で店を決めている
まず現状を数字で押さえておきましょう。
観光庁「訪日外国人の消費動向調査(2023年)」によると、旅行先での飲食費の比率は全消費の約20〜30%を占めており、「どこで食事するか」は旅行計画の中核を担っています。さらに重要なのは、多くの訪日客が渡航前にオンライン検索で飲食店を選定しているという点です。
特に近年急増しているのが、ChatGPTやPerplexity、GoogleのAI Overviewを使った検索行動です。「Shizuoka best ramen」「Tokyo anniversary restaurant English menu」といったキーワードで検索したとき、AIが回答を生成する際に参照するのはWeb上に存在する一次情報(シェフの経歴・食材のこだわり・店の世界観)です。
つまり、英語でのコンテンツが自社ブログに存在しない店は、AIが回答を生成する際の候補から構造的に外れてしまうのです。
食べログや ぐるなびが英語対応していても、それは「プラットフォームが選ばれる」であって「あなたのお店が直接選ばれる」ではありません。インバウンド集客においても、自店の一次情報を積み上げることが根本的な解決策になります。
「英語ページが必要とは分かっていても、何を載せればいいか、どこから手をつければいいか分からない」という状態が続いているなら、まず自店のビジョン・ターゲット客層・発信すべき一次情報を整理するところから始めるのが現実的です。無料で使える「増益繁盛プランナー(5ステップ)」では、AIと対話しながらお店の集客の軸を整理できます。メールアドレスだけで登録できる無料ツールです。
英語ページの「最小構成」はたった3要素でいい
英語サイトをゼロから作ろうとすると、「全ページ翻訳しなければ」と思って動けなくなるオーナーをよく見かけます。でも実際には、最初から完璧な英語サイトは必要ありません。
インバウンド集客に効く英語コンテンツの最小構成は、次の3要素です。
チェックポイント1:お店の基本情報(Who we are)
店名・所在地・営業時間・予約方法・地図リンク。この情報が英語で存在するだけで、「行き方が分からない」という訪問障壁を大きく下げられます。Googleマップの英語表示との連携も重要です。
✅ ポイント:住所はローマ字表記と英語表記の両方を記載する。「Near [最寄り駅名] Station」のように最寄り駅との距離感も入れると外国人には親切です。
チェックポイント2:シェフのストーリー・食材へのこだわり(Why us)
「なぜこの店なのか」を伝えるのが最も重要な差別化ポイントです。修行した場所、こだわりの食材の産地、料理への哲学。これは食べログには書けない、あなた自身の言葉です。英語でも短い段落で構いません。「Our chef trained for 10 years in Kyoto」「We source our fish directly from Suruga Bay fishermen」といった一次情報こそ、AI検索が参照したがるコンテンツです。
✅ ポイント:シェフの顔写真と合わせて掲載すると、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からもAI検索に参照されやすい記事になります。
チェックポイント3:来店シーン別のキーワード記事(What for)
「Anniversary dinner in [地域名]」「Private room for group dining [地域名]」など、来店目的×地域名の組み合わせで英語記事を作ることが、ローカルSEOとGEO対策の両方に効きます。1本の記事でいい。まず1本、書いてみることが重要です。
✅ ポイント:日本語記事と英語記事を別URLで設け、hreflang属性を設定しておくとGoogleが言語ごとに適切な記事を表示してくれます。
✓ ここまでのポイント
- 訪日外国人の多くは来日前にAI検索・Google検索で飲食店を選んでいる。英語コンテンツがない店はAIの回答候補から外れる。
- 英語ページの最小構成は「基本情報・シェフのストーリー・来店シーン別記事」の3要素。完璧なサイトより、まず一次情報を積み上げることが先決。
- 食べログ・ぐるなびの英語対応は「プラットフォームが選ばれる」だけで、自店のストーリーで直接選ばれるわけではない。
日本語の一次情報を積み上げながら英語記事にも展開していく——その仕組みを「手が回らないまま」で実現したいなら、キーワード登録からAI記事生成・画像生成・WordPress自動投稿までが完全自動で回るシステムが選択肢になります。日本語・英語・中国語(簡体字)の多言語対応も搭載されており、インバウンド向けコンテンツも自動で積み上がります。月額¥16,500で5サイトまで対応できるVIPプランの詳細を確認できます。
「自店の言葉」で選ばれるために、発信の仕組みを持つ
英語ページの必要性は分かった。でも「英語で書ける人がいない」「翻訳費用をかける余裕がない」という現実もあります。
ここで多くのオーナーが陥るのが、「外注ライターに翻訳・英語記事作成を依頼する」という選択です。1記事5,000円〜15,000円を払っても、上がってきた文章は「どこのお店にも使えるような没個性な英語」になりがちです。翻訳者は、あなたの仕入れ先の漁師の名前も、シェフが修行した師匠の話も、季節メニューに込めた想いも知らないからです。
大切なのは、あなたのお店固有の一次情報を素材として、継続的に英語コンテンツへ変換し続ける仕組みを持つことです。
「食べログの星に振り回されながら経営しているうちは、お客様との関係を第三者に握られたままです。自分のお店の食材へのこだわり、シェフの修行の話、季節ごとの料理の背景——これらをWeb上に積み上げることが、どのプラットフォームにも奪われない集客の根っこになります。英語でも日本語でも、それは同じです。」
ハワードジョイマン(増益繁盛クラブ主宰・中小企業診断士)
実際に、飲食店のインバウンド集客を増やすAI検索時代の対応手順5ステップでも解説していますが、AI検索に参照される店になるための第一歩は「一次情報の量と質」です。英語・日本語を問わず、シェフの経歴・食材の産地・調理へのこだわりが薄い店は、AIが回答を生成する際に参照しづらい。逆に言えば、これらを積み上げた店には先行優位が生まれます。
「自分の言葉で選ばれる」は日本語でも英語でも同じ構造
インバウンド集客の話をすると「英語専用サイトを作らなければ」と思われがちですが、実際には日本語の自社ブログに積み上げた一次情報が英語記事の素材になるという構造を理解しておくことが重要です。
たとえば「駿河湾の漁師から直接仕入れた地魚を使ったコース料理」という日本語記事があれば、それをベースに「Fresh fish sourced directly from Suruga Bay fishermen — our seasonal course menu」という英語記事に展開できます。素材(一次情報)が日本語で積み上がっているほど、英語展開も速くなります。
ぐるなびや食べログの英語版ページに頼っていると、「第三者のプラットフォームに自分のお店が載っている」という状態から永遠に抜け出せません。自社WordPressに日本語×英語の両方でコンテンツを持つことで、初めて「お店の言葉で直接選ばれる」集客チャネルが育つのです。
「ぐるなびの広告費を削減しながら宴会予約の問い合わせが増えた」
居酒屋店主・42歳
この居酒屋店主が体験したことは、インバウンド集客でも同じ構造で起きます。自社ブログに情報が積み上がるほど、プラットフォームへの依存度が下がり、自分でコントロールできる集客の比率が増えていく。英語ページはその延長線上にある話です。
ブログで集客して月商が上がった飲食店の事例と共通する取り組みを見ると、成果を出している店に共通するのは「来店シーン別の記事が積み上がっている」という点です。インバウンド向けには、これに「英語版の来店シーン記事」を加えるだけでいい。
優先順位:まず日本語で積み上げ、次に英語へ展開する
英語ページ整備の優先順位を整理すると、次のステップが現実的です。
英語コンテンツ整備 STEP 1
日本語の自社ブログに一次情報を積み上げる
シェフのストーリー・食材へのこだわり・来店シーン別記事(記念日・宴会・接待・子連れランチ等)を日本語でまず積み上げます。これが英語展開のベース素材になります。月に数記事では追いつかないため、継続的な投稿の仕組みを持つことが現実的です。
⚠️ よくある失敗:「英語ページを作ってから日本語ブログを整備しよう」と逆の順序で動いてしまい、素材がないまま英語コンテンツが薄くなるケース。
英語コンテンツ整備 STEP 2
英語の基本情報ページとシェフ紹介ページを作る
STEP1で積み上げた日本語情報をベースに、英語の基本情報・シェフストーリーページを作成します。この時点で、GoogleビジネスプロフィールへのEnglish説明文追加も並行して行います。
⚠️ よくある失敗:Google翻訳をそのままコピペして掲載するケース。外国人が読んで不自然な英語は信頼を損なうため、最低限のネイティブチェックか、AIによる自然な英語生成を使うこと。
英語コンテンツ整備 STEP 3
「地域名×来店シーン」の英語記事を継続投稿する
「Anniversary dinner near Shizuoka Station」「Best ramen in Shimizu区」といった来店シーン×地域名の英語記事を定期的に投稿します。この積み上げが、AI検索に参照される「情報の厚い店」としての認識を育てていきます。
⚠️ よくある失敗:英語記事を1〜2本作って満足してしまうケース。AI検索は情報の厚みを評価するため、継続的な発信が必須です。
なお、産地直送の取り組みをブログで発信すると集客にどう繋がるかでも解説していますが、食材の産地情報は日本語・英語問わずAI検索が特に参照しやすい一次情報です。英語記事でも積極的に食材の背景を書くことをおすすめします。
まとめ:英語ページは「完璧」より「積み上げ続けること」
インバウンド集客のために英語ページを作る際、最も重要なのは完璧な翻訳サイトを一度に作ることではありません。
自店の一次情報(シェフのストーリー・食材へのこだわり・来店シーンの背景)を継続的に発信し続けること。それが日本語でも英語でも「お店の言葉で直接選ばれる」集客の根っこになります。
食べログやぐるなびの英語版に任せている限り、プラットフォームが選ばれるだけで自店が選ばれるわけではありません。自社WordPressに情報を積み上げることで初めて、「この店のストーリーに共感して来た」外国人観光客との出会いが生まれます。
仕込みをしながら、Web集客も仕込む。その仕組みが整ったとき、インバウンド集客は一過性のバズではなく、毎月安定して機能する資産になります。
増益繁盛クラブでは、飲食店610件以上の支援実績と21年の現場経験をもとに、英語・日本語を含む多言語コンテンツの自動発信の仕組みを提供しています。お店らしさを残したまま、AI検索にも対応した記事が積み上がっていく仕組みに関心をお持ちでしたら、ぜひ次のステップを確認してみてください。
食べログやぐるなびの英語ページに任せるのをやめて、自店のWordPressに英語の一次情報を積み上げ続ける仕組みを持つ——それがインバウンド集客で「お店の言葉で選ばれる」状態への最短ルートです。月750記事・日英中の多言語生成・来店シーン別フォーマット搭載のシステムで、仕込みの合間にも集客資産が積み上がり続けます。料金プランや対応フォーマットの詳細はこちらの案内ページで確認できます。