ブログ未経験の飲食店オーナーが最初の記事を書くまで、その全プロセスに密着

結論から言うと、飲食店オーナーがブログを「最初の1記事」完成させるまでに必要な時間は、正しいやり方を知っていれば1日で完結します。そして、その「正しいやり方」さえ身につければ、2記事目以降は格段にラクになる。

でも現実はどうか。「書こう書こうと思って、もう3ヶ月経ってしまった」というオーナーが後を絶ちません。忙しいのはわかってる。仕込みがある、営業がある、片付けがある。それでも「何か発信しなきゃ」という焦りだけが積もっていく。

今回は、そんな状況を変えるべく、ブログを一度も書いたことがないという静岡市内のカフェオーナー・Aさん(38歳・女性)に密着しました。私、ハワードジョイマンが朝から一日寄り添い、最初の1記事が完成するまでの全プロセスをここに記録します。

📋 この記事でわかること

  1. ブログ未経験の飲食店オーナーが最初の記事を書くときにぶつかる「本当の壁」
  2. 記事のネタ・構成・文章の出し方、それぞれのコツ
  3. 「書く時間がない」を根本的に解決するアプローチ
  4. 最初の1記事を書き終えた先に待っているもの

こんな方におすすめ

  • ✅ ブログを書きたいけれど何から手をつければいいかわからない飲食店オーナー
  • ✅ Instagramは投稿しているが検索からの新規来店がまったく増えない方
  • ✅ 外注ライターに頼んだがお店の雰囲気が伝わらず悩んでいる方
  • ✅ 仕込みや営業に追われてブログ更新が後回しになっている方
  • ✅ 食べログ依存から抜け出したいが最初の一歩が踏み出せない方
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朝10時。「何を書けばいいかわからない」から始まった

この日の待ち合わせは、Aさんのカフェが仕込みを始める時間帯に合わせて午前10時。新清水駅から静岡市内に向かい、小さな路地に面したそのカフェに到着すると、Aさんはすでにエプロン姿でキッチンに立っていました。

「ハワードさん、正直ね、何を書けばいいのかまったくわからないんです。うちのカフェって、特別なことをしているわけじゃないから」

これ、すごくよく聞く言葉です。でも私はきっぱり言いました。「特別なことをしていないお店なんて、ひとつもないですよ」と。

Aさんのカフェは、地元農家から仕入れた旬の野菜を使ったランチプレートが人気で、スープは毎朝その日の仕入れに合わせて変わります。それって、チェーン店には絶対できないこと。でもAさん本人にとっては「当たり前のこと」すぎて、記事になるとは思っていなかった。

ここに、最初の壁があります。「自分のお店の当たり前」が、検索している人にとっては「知りたい情報」だという視点の転換。これが最初の1記事を書き出すための、最大のカギです。

午前11時。記事のネタは「仕込みの中」にある

キッチンで仕込みを続けるAさんの横に立ちながら、私はひたすら「聞く」作業を始めました。

「この野菜、どこから仕入れているんですか?」
「このスープ、何時から仕込むんですか?」
「なんでこの食材を選んだんですか?」

Aさんは最初、「こんな話、記事になりますか?」と半信半疑でしたが、話が進むにつれて止まらなくなりました。静岡市内の農家との出会い、その農家のおじさんが毎朝5時に収穫してから届けてくれること、スープのレシピを決める前に捨てた試作が20パターンあること……。

全部、記事になります。いや、全部、記事にしなければもったいない話です。

「飲食店オーナーの口から出てくる話は、たいてい外注ライターには絶対に書けない。それは現場にしかない一次情報だから。その言葉こそが、検索している人が本当に読みたいものです」

ハワードジョイマン(増益繁盛クラブ主宰・中小企業診断士)

ネタ出しに使った時間は約30分。その間にAさんの口から出てきたキーワードを私はメモし続け、最終的に「最初の1記事」のテーマを一緒に決めました。タイトル候補は「静岡の農家さんから届く、今日のスープができるまで」。シンプルだけど、読みたくなる。そして「静岡」というローカルキーワードも自然に入っている。

午後13時。「書く」より先に「設計」する

ランチ営業が落ち着いた午後1時、今度はカフェのテーブルに向かい合って座りました。ここからが本番です。

Aさんにまず伝えたのは、「いきなり文章を書かなくていい」ということ。まず「誰に向けて書くか」を決める。次に「何を伝えるか」の骨組みを作る。文章は最後です。

チェックポイント①:「誰が読む記事か」を先に決める

「このスープの記事、誰に読んでほしいですか?」と聞くと、Aさんは少し考えてから「静岡で体に優しいランチを探している人かな」と答えました。それが「ターゲット」です。その人が検索するとしたら「静岡 ランチ 体にやさしい」「静岡 カフェ 野菜」などのキーワードが浮かびます。

✅ ポイント:記事を書く前にターゲットを一言で言えるかどうか確認する。「誰でも読んでほしい」は「誰にも刺さらない」と同じです。

チェックポイント②:見出し(構成)を先に3つ立てる

本文を書く前に、H2見出しを3つ決めます。Aさんの記事では「農家さんとの出会い」「スープができるまでの工程」「今日のスープとおすすめの組み合わせ」の3本立てに。これがあるだけで、書く方向が決まり、手が止まらなくなります。

✅ ポイント:白紙に向かって書き始めるから手が止まる。見出し3つを先に立てるだけで、「穴を埋める作業」に変わります。

チェックポイント③:「うまく書こう」をやめる

Aさんが最も時間をかけたのが、最初の書き出し文でした。「なんか、ぎこちないですよね」と何度も書き直す。でも私が言ったのは「ぎこちなくていい」。お客さんに話しかけるつもりで書くだけでいい。「今日のスープ、実は昨日からずっと悩んでました」のひと言から始まる記事の方が、完璧な文章より100倍読まれます。

✅ ポイント:文章力より「話しかける感覚」が大事。書いた文章を声に出して読んで、自然に聞こえればOKです。

✓ ここまでのポイント

  • 記事ネタは「当たり前の仕込み」の中にある。オーナーが話す言葉がそのまま記事になる
  • いきなり書き始めず、「誰に・何を・どの順で」の設計を先にする
  • うまく書こうとしない。お客さんに話しかける言葉がそのまま最強のコンテンツになる

午後14時30分。ついに最初の記事が完成した瞬間

設計から書き始めること約1時間。Aさんの最初の記事が完成しました。文字数は約800文字。短いかもしれない。でも、農家のおじさんの名前が出てきて、スープを試作した話が出てきて、今日食べてほしい人へのメッセージで終わる、間違いなく「このカフェにしか書けない記事」が出来上がっていました。

Aさんは画面を見ながら「なんか、恥ずかしいけど……これ、うちっぽいかも」とつぶやきました。それが答えです。

「半年で180記事が積み上がり、食べログの評価に振り回されなくなった。精神的に本当に楽になった」

イタリアンオーナーシェフ・48歳

「記念日ディナーの検索キーワードで上位表示され、ブログ経由の予約が月10件以上に増えた」

カフェ経営者・35歳・女性

この2人のオーナーも、最初は同じところから始まっています。「何を書けばいいかわからない」という一点から。それが今、180記事という検索資産になり、月10件以上のブログ経由予約を生んでいる。

「でも、毎週これをやるのは無理」という正直な壁

記事が完成して、Aさんが口にした言葉が印象的でした。「ハワードさん、これ一回できたのはわかった。でも毎週やるのは……正直、無理だと思う」

正直な言葉です。そしてその通りです。今日は私が横にいて、ネタ出しから設計まで一緒にやった。でも来週は一人で、閉店後の疲れ切った体でやらなければいけない。現実的に考えて、それが続く飲食店オーナーは多くない。

だから私が21年間かけて辿り着いた答えが、「仕込みしながら、Web集客も仕込む」という考え方です。

一度お店のプロフィール(メニュー・食材の産地・こだわり・シェフの経歴)を登録してしまえば、あとはAIが自動でその情報を元に記事を生成し、画像も作り、WordPressに投稿まで完結させる。月に750記事が積み上がっていく仕組みです。Aさんが今日1時間かけて作った1記事が、この仕組みなら1日分の自動投稿として動き続ける。

「うちのお店らしさが消えるんじゃないか」という心配もよく聞きます。でも飲食店専用の6つのフォーマット(メニュー深掘り型・食材ストーリー型・シェフ密着型など)で、お店のプロフィール情報を学習したうえで記事を生成するので、「どこにでもある汎用記事」にはなりません。今日Aさんが書いたような「うちっぽい記事」が、自動で積み上がっていくイメージです。

費用は月額¥16,500(税込)、1記事あたり約22円。外注ライターに頼むと1記事5,000〜15,000円かかることと比べると、コスト面でも現実的な選択肢です。

まとめ:最初の1記事は「通過点」でしかない

今日Aさんが体験したこと、それは「最初の1記事を書く」という通過点です。大事なのはその先に何百記事という検索資産を積み上げていくこと。1記事が100記事になり、100記事が「静岡 ランチ 体にやさしい」で検索したとき、あなたのカフェが出てくる確率を着実に上げていく。

飲食店の集客は、食べログの星に振り回され続けるものじゃない。自分のお店の言葉で、自分を選んでくれるお客さんと出会える仕組みを、今日から一緒に作っていきましょう。

増益繁盛クラブでは、ブログ未経験の飲食店オーナーへの支援実績が飲食業610件以上。静岡市を拠点に全国のオーナーをオンラインでもサポートしています。「何から始めればいいかわからない」という段階から、一緒に考えます。お気軽にご相談ください。

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